ポイント解説鼻の病気

point-1のどの病気~咽頭炎

咽頭炎は、鼻や口の炎症が喉にまで広がったり、その他の病気が原因となって喉に炎症が起きる病気です。
鳴きすぎなどによって引き起こされる場合もあります。
軽症の場合、軽い咳が出る程度です。
しかし症状が進むと、喉の痛み、ひどい咳、食欲不振などの症状が現れます。
また喉の刺激によりよだれが出やすくなったり、喉の不快感から吐くような動作や、それに伴った吐き気、呼吸困難なども見られます。
更に症状が進むと喉から出血する場合や、声帯までも痛めてしまって声が出にくくなったり、鳴き声が変わったりすることがあります。


考えられる原因としては、ジステンパーなどウイルス感染により現れる、全身症状のひとつだったり、鼻炎や口内炎の炎症が喉まで広がってしまうことにより咽頭炎は引き起こされます。
また有毒ガス、薬品などを吸い込んでしまったり、食べ物や異物を飲み込んだときにのどの粘膜を傷つけてしまって咽頭炎になる場合もあります。

犬は、興味のあるものを噛んで遊んだり、飲み込んだりしてしまうことがあります。
特に食べられる物が付いていたり、食べ物の臭いが染み付いているものの場合、危険なものであっても誤って飲み込んでしまいます。
遊んでいた木片で口の中の粘膜を傷つけるだけでなく、飲み込んでしまった場合には、唾液腺や扁桃など、喉の奥まで傷つきます。


point-2鼻の病気~鼻出血

鼻血は、様々な原因から起こります。
鼻粘膜の感染症や顔面の怪我、血液の病気などが主な原因です。
その原因や程度によって、鼻血の量や出血の仕方もかなり違ってきます。
それらは診断の目安になるので、注意深く観察する必要があります。

可能性のある原因としては、鼻孔内の異物、花粉症による発作性の激しいくしゃみ、鼻粘膜の炎症を起こす細菌性や真菌性、ウイルス性の感染、とくに高齢犬に起こる鼻のポリープや腫瘍、フォンヴイレプラント病などの凝固系疾患、そして殺鼠剤中毒(ワルファリン)などが考えられます。


鼻腔に腫瘍などがある場合の出血は、比較的少量の鼻血が継続的に出るようです。
また鼻の怪我などによるものは、一度に大量の鼻血が出る場合が多いです。
その他、血液の病気などの場合、全身が出血しやすい状態にあるため、特に鼻に異常がなくても粘膜から出血しやすく、また止まりにくいといったことも考えられます。
この場合は、鼻血だけではなく、口の中の粘膜から出血しやすかったり、皮膚に内出血が見られたりといった症状が併せて出てくる場合もあります。


point-3鼻の病気~副鼻腔炎

鼻炎がさらに重症化し、鼻の奥まで炎症が広がってしまった状態が、副鼻腔炎です。

症状が軽い場合は、くしゃみや少量の鼻水などですが、症状が進むと粘り気のある鼻水や血液の混ざった鼻水に代わり、くしゃみ、呼吸の度にゼーゼーと音がするようになります。
また、呼吸が苦しいので口呼吸をしたりするようになります。

その他、鼻の上の部分が盛り上がってきたり、腫れてきたりすることがあります。

このまま放置しておくと、蓄膿症に進んでしまいます。

鼻が痛かったり、結膜炎などを併発するため、しきりに顔面をこすったり、目やにや涙がひどくなったりします。


鼻の奥にある、顔の骨にできた空洞を、副鼻腔と言います。
「副鼻洞」とも呼ばれています。

犬の場合は3種類あり、そのひとつが、両目の間(額)に並んで一対ある「前頭洞」、
もう一組は、左右の目の下側のほおの間(ほお骨)に一対ある「上顎陥凹」(上顎洞)、
そして3種類目が、鼻の奥の上方にある「蝶形骨洞」です。。

この内部は粘膜に覆われているのですが、この粘膜が炎症を起こしてしまうことから副鼻腔炎が発症します。


point-4鼻の病気~鼻炎

鼻の中の粘膜に細菌やウイルスが感染したり、何かの刺激によって炎症を起こしてしまうのが鼻炎です。

ウイルス感染による鼻炎で、最も多いのがジステンパーによる鼻炎です。
ジステンパーは、ワクチン未接種の1歳未満の子犬に感染することが多く、目やに、鼻水、発熱や食欲の低下、咳などの症状がみられるウイルス性の病気です。
感染した犬の咳からの飛沫感染や、感染した犬の鼻水や目やにからの接触感染が原因となって発症するものです。

また冬の冷たく乾燥した空気による刺激や、細かい異物、刺激臭の強い薬品や煙を吸い込むことによっても鼻に炎症を引き起こします。

その他、鼻腔内部にできた腫瘍、怪我、上あごの歯肉炎や歯の根元の化膿などからも鼻炎を引き起こすことがあります。

人間によくみられるアレルギー性鼻炎も、犬も同様にかかる可能性があります。
最近では犬のアレルギー検査も簡単に行えるようになったことから、犬のアレルギー鼻炎も診断しやすくなりました。


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